米Appleは7月15日(現地時間)、米国サプライチェーン拡大に向けた新たな取り組みとして、国内唯一の完全統合型レアアース生産企業であるMP Materialsと5億ドル(約780億円)の複数年契約を結んだと発表した。今後4年間で米国に5000億ドル以上を投資するという計画の一環だ。
Appleは、テキサス州フォートワースにあるMP Materialsの施設「Independence」で開発される米国製レアアース磁石を購入する。また、MP Materialsはテキサス州の工場に、Apple製品専用のネオジム磁石製造ラインを構築する。さらに、カリフォルニア州マウンテンパスに最先端のレアアースリサイクルラインを設立し、使用済み電子機器や産業廃棄物由来のレアアース原料をApple製品に再利用できるようにする。
ティム・クックCEOは発表文で「米国のイノベーションはAppleのあらゆる活動を推進しており、米国経済への投資を深めることを誇りに思う」と語った。
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