ミラーレス一眼での例も一つ。最近のレンズは優秀なのでレンズフードがないからといって、すぐおかしな映りになるわけではないけど、こういう差が出ることはある。
ただ、レンズフードってけっこうでかいので、バッグの中では逆さにつけて収納し、取りだしたらつけなおすのが基本だ。ひと手間かかるけど、慣れたら大したことはない。
なお、レンズの画角によって必要なフードの長さは違う。広角レンズは広い範囲を写すから大きなフードを付けると派手にケラれちゃうから。レンズ径が同じなら装着できるけど、ちゃんと専用のものにすべし。
ズームレンズだと広角側に合わせたサイズ、形状のフードになるからズーミングしたときの効果は小さくなるけど、それはまあしょうがない。
レンズフードはもう一つ、大きな仕事をしてくれる。
それはレンズの保護。
レンズフードがついていれば、ちょっとしたことでレンズをどこかにぶつけそうになっても、先にフードに当たってくれるので助かるし、不用意にレンズ面を指で触って汚しづらくなるし、ちょっとした小雨くらいならレンズを濡らさずにすますこともできる。
マメにレンズキャップをつけるとか、撮影時以外はカメラをすぐバッグにしまうとか、そういうマメできっちりした人ならいいけれども、アバウトに生きてる人にとってはレンズ保護って側面はすごく大事だ。
なので、レンズフードはきちんとつけることを強くおすすめします。「きちんと」ってのが大事。
昔、レンズフードをはめるときだか外すときだかに手がすべって脱落してころころと車道に転がっていって自動車に踏まれて粉々になったこと、あるから。
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