AI搭載のウェアラブル端末を手掛ける米Beeのマリオ・ゾッロCEOは7月22日(現地時間)、米Amazonに買収されたと自身のLinkedInで発表した。買収総額などの契約内容は公表されていない。
Beeはサンフランシスコに拠点を置く2022年創業の非公開企業で、会話を自動で文字起こし・要約するAIリストバンドを49.99ドル(サブスク料金は月額19ドル)で販売している。
Beeは、ユーザーが手動でミュートしない限り、聞こえたすべての音声を録音し、会話を聞き取ってリマインダーやToDoリストを作成する。
ゾッロ氏によると、「真にパーソナルでエージェント的なAIをさらに多くの顧客に提供するのを助けるために」Amazon以上のパートナーは思いつかなかったという。
同氏は、「われわれのビジョンを擁護し、この旅を通して私たちを導いてくれたパノス・パネイ氏とニック・コモロ氏に心から感謝する」とも語った。米Microsoftで“Surfaceの父”とみなされていたパネイ氏は2023年にAmazon入りし、同社のデバイス&サービス部門担当上級副社長を務めている。
Microsoftの“Surfaceの父”パノス・パネイ氏、Amazonのデイブ・リンプ氏の後任に(正式発表)
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