シャオミ製モバイルバッテリーに発火の恐れ　一部を自主回収へ

» 2025年09月03日 10時29分公開

[ITmedia]

　小米技術日本（シャオミ・ジャパン）は9月3日までに、モバイルバッテリー「Xiaomi 33W Power Bank 20000mAh（Integrated Cable）」の一部を自主回収すると発表した。特定の環境下で過熱・発火する可能性があることを確認したという。

回収するXiaomi 33W Power Bank 20000mAh（Integrated Cable）　画像はいずれも発表から引用

　対象機種は、2024年8月から9月に製造したXiaomi 33W Power Bank 20000mAh（Integrated Cable）。不備の原因は一部サプライヤーの原材料で、日本では発火などの事例は確認していないが、万全を期して回収する。

　購入したバッテリーが対象かどうかは、専用フォームに製品背面のシリアルナンバーを入力して確認できる。

シリアルナンバーの位置

アンカー、モバイルバッテリー自主回収の対象機種を拡大　委託先が基準未達の部材を無断使用、ショートの恐れ
アンカー・ジャパンが、2024年9月から実施しているモバイルバッテリー2機種の自主回収を巡り、返金・交換対応の対象機種を拡大すると発表した。委託先のバッテリーセル製造事業者が、セルの部材にAnkerの品質基準を満たさない製品を無断で使っていたことが追加で判明。モバイルバッテリーが内部でショートする可能性が明らかになったため、対象機種を全て回収するという。
Anker製品でまたも不備　今度はモバイルバッテリーを自主回収　海外で発火事故が2件発生で
アンカー・ジャパンは、モバイルバッテリー2製品を自主回収すると発表した。17日時点では国内で発火事故などは起きていないとしているが、製造過程の不備が見つかったため対象製品の出荷と販売を停止し、製品の回収と交換を決めた。
Ankerのモバイルバッテリーに発火の報告、自主回収へ　製造過程に不備
アンカー・ジャパンが、モバイルバッテリー「Anker 535 Power Bank（PowerCore 20000）」の自主回収・返品を始めた。日本国外で発火の報告があったという。
19分でスマホを100%充電　Xiaomi、80Wワイヤレス充電技術を発表
中国Xiaomi（シャオミ）がスマートフォンのバッテリーを80Wで充電するというワイヤレス充電技術「Mi」を発表した。4000mAhのバッテリーなら19分で100％充電できるとしている。