PayPay、「海外支払いモード」提供開始へ まずは韓国で

[ITmedia]

PayPayは9月16日、海外でもPayPayアプリが使える「海外支払いモード」を同月下旬以降に韓国で提供開始すると発表した。決済プラットフォーム「Alipay+（アリペイプラス）」の現地加盟店で、PayPayでの決済が可能になる。個人間送金や残高チャージなどの主要機能に対応し、支払い金額は日本円でもすぐに確認できる。

PayPayが韓国で使えるように（出典：プレスリリース、以下同）

　日本国内で本人確認（eKYC）を完了していれば、渡航先で「海外支払いモード」が自動的に使える。支払い方法は、店舗がコードを読み取る「ストアスキャン方式（CPM）」と、ユーザーがQRコードを読み取って金額を入力する「ユーザースキャン方式（MPM）」の両方に対応する。PayPay残高に加えて「PayPayクレジット」による支払いも利用できる。

日本国内での本人確認が必要だ

ストアスキャン方式（CPM）での決済方法

ユーザースキャン方式（MPM）での決済方法

　決済時には、現地通貨と日本円の金額が同時に表示され、為替レートも確認できる。アプリ上には、現地の言語で「この画面で支払いをお願いします」と表示する機能もあり、スムーズなコミュニケーションを支援する。

現地の言語で支払い依頼文を表示

　本人確認は海外では完了できないため、渡航前の設定が必須となる。PayPayは、日本人出国者数が最も多い韓国（JTB総合研究所調べ）を皮切りに、「今後も海外でのサービスを拡大する」としている。