米Googleは10月1日(現地時間)、AIアシスタント「Gemini for Home」を搭載するため、Google Homeアプリを根本から再設計したと発表した。日本でGeminiを使えるようになるのは来年初頭の予定だが、9月25日リリースの最新版(Ver.4.0.53.2)では新デザインになっている。
アプリのロゴも、Googleのロゴと同様にグラデーションに変わった。
ホーム画面のタブが「家」「アクティビティ」「自動化」の3つに整理され、「お気に入り」やデバイス一覧は画面の上部に移動した。また、まだ使えないが画面の最上部に「家に質問する」という検索枠が設置された。
Gemini for Homeが利用できるようになると、スマートスピーカーなどの音声アシスタント機能が現在の「Googleアシスタント」からGeminiに切り替わる。Gemini for Homeとユーザーとのやりとりは、Geminiによって収集、処理され、ユーザー体験の改善に役立てられるようになる。
Googleアシスタントと同様に、動画や音声録音、個人を特定できる情報など、機密性の高い情報が人間のレビュアーと共有されたり、モデルの改善に使われたりすることはない。
Gemini for Homeの音声アシスタントも、スマートホームデバイスを利用する家族全員が利用できるが、従来通り「Voice Match」を有効にしていればユーザーごとにパーソナライズできる。
また、Gemini for Homeでは、特定の質問をしている間はマイクが有効な状態で維持されるので、繰り返し「OK,Google」と言わずに追加の質問ができるようになる(会話が途切れてしばらくするとマイクがオフになる)。マイクがオンかどうかは、インジケーターで判別できる。
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