AI時代の本命か? 画面が付いたMetaの新スマートグラスに感じた可能性 実機に触れて見えたこと(1/4 ページ)
米Metaが新しいスマートグラス「Meta Ray-Ban Display」を発表した。筆者はカリフォルニア州・メンローパークにあるMeta本社で、製品を試すことができた。
現状日本での発売予定はないが、「個人とAIの関係」を見通す上でとても重要な製品だと感じている。
他のXR機器やスマートグラスとどう違うのか、そしてなぜ、Metaはこの製品を「AI時代のキーアイテム」と位置付けているのだろうか。その点を解説してみたい。
ヒットする「AIグラス」を進化
「メガネは、個人向けの超知性(Super Intelligence)にとって理想的なフォームファクターだ」
Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、同社の年次開発者会議「Meta Connect 2025」の基調講演でそう話した。
日本ではピンと来ない人が多いかもしれないが、同社のヒット商品である「Ray-Ban Meta」を受けてのものだ。
Ray-Ban Metaは2023年末に発売されたスマートグラス。カメラとマイク、スピーカーを内蔵し、スマホ上で動く「Meta AI」アプリと連携して動作する。
最も人気のある使い方は、Ray-Ban Metaに内蔵されたカメラを使い、主観視点の写真や動画を撮影することだ。だが、AI連携は本格的で、カメラで撮影した映像をAIが認識し、「目の前にあるものがなにか」「ホテルの部屋番号や駐車場の番号を覚えておいてもらう」という使い方ができる。
現状のMeta AIは日本語に対応していないし、賢さにも限界がある。しかし、もしこのままAIが賢くなり、人を超えた「超知性」になったら? それを自分のためのアシスタントとし、生活を助けてくれるようになるとしたら?
Metaだけでなく、多くの企業が「Ray-Ban Metaライク」なスマートグラスを作っており、大きなトレンドになっている。
一方で、ザッカーバーグCEOはこうも言う。
「Ray-Ban Metaを購入した人から寄せられるもっとも多い要望は、『写真を撮影したらそのまま見たい』というもの。この製品で要望に応えられる」
すなわち、Ray-Ban Metaにディスプレイをつけ、写真や情報、AIの回答を、スマホを取り出すことなく確認できるようにしたのがMeta Ray-Ban Display......というわけなのだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
不正アクセスで一部停止中のNTT西子会社レンタルサーバ、復旧見通しを公表 調査完了は8月末見込み
-
2
楽天、“攻撃型ドローン”報道で問い合わせフォーム設置 ただし「返信はしない」
-
3
大阪万博の関係者情報が漏えいか 再委託先のMicrosoft 365アカウントに不正アクセス
-
4
楽天、“攻撃型ドローン”関連報道に「事実と相違ない」 国内販売窓口として導入支援
-
5
さくら、別のシステムでも不正アクセスか 会員情報136万アカウントが漏えいの可能性 調査で判明
-
6
Google、大学生向けに「Google AI Plus」を1年間無料提供 「Gemini」アプリに学生向け新機能も
-
7
フードデリバリー「menu」終了へ 「持続的なサービス提供が困難」 9月末まで
-
8
「REALFORCE」ロゴ入りで「ATMと同じ打鍵感」 東プレ製テンキー、セブン銀がプレゼント
-
9
生成AI画像で“架空の女性”に成り済まして政治投稿か 立憲栃木県連の男性党員 一部報道
-
10
コードが書けない筆者が愛車用にアプリを2本自作 「AI製アプリで起業」の夢膨らむも、見えた有料化の壁
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR