「スカッタードLAPSUS$ハンターズ」と名乗るハッカー集団は10月3日、米Salesforceのソフトを利用している企業を重点的に狙い、個人を特定できる情報を含む約10億件のデータを盗んだとロイターに明らかにした。
小売の英Marks & Spencerや自動車の英Jaguar Land Roverなどが2025年に入ってハッカー攻撃を受けた事件の犯人であることも認めた。ただしロイターは、こうした主張が事実であるかどうかを独自に確認できなかった。
スカッタードLAPSUS$ハンターズのメンバーの1人が電子メールで説明したところによると、今回の攻撃はSalesforce社自体ではなくSalesforceの顧客を標的にし、「ビッシング」と呼ばれる電話を使ったフィッシング詐欺の手法を用いたという。
Salesforce社は攻撃を受けていないと説明。広報担当者は「現時点で当社のプラットフォームが侵入された証拠はなく、こうした動きは当社の技術の既知の脆弱性とは無関係だ」と述べた。
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