男女差別を推奨している──全日本大学バスケットボール連盟が発表した、大会の観戦ルールがX上で物議を醸している。同連盟は10月21日、「第77回全日本大学バスケットボール選手権大会」の観戦時の撮影ルールを公表。その内容について、理由もなく男性選手と女性選手の取り扱いが異なることから、一部ユーザーが疑問を呈している。
物議を醸しているルールは、選手の撮影に関するものだ。一般観覧の客が選手を撮影する際、「高画質カメラでの女性選手の写真撮影はNG」と定める一方、「高画質カメラでの男性選手の写真撮影は、申請があれば可能」と記載。これを見たXユーザーからは「女と男で差をつける理由は?」「そういう規則を設けるなら男女同じくすべき」などの指摘が上がっている。
スポーツ観戦時の撮影を巡っては、アスリートの盗撮問題が深刻化している背景がある。競技用ウェアを着用したアスリートを性的な目的で撮影したり、写真と卑猥な言葉を並べてネットやSNSに投稿したりするなどの行為が問題になっており、特に女性の被害が多い。このため対応を取る機関も多く、三重県議会では24日、性的な目的でのアスリートの盗撮行為を性暴力と位置付ける条例を可決していた。
このような背景から、全日本大学バスケットボール連盟が定めた「高画質カメラでの女性選手の写真撮影はNG」のルールには、納得する声が多い。しかし、男性選手の場合は撮影可能としている対応には批判的な声が相次いでおり「男性を性的に見られてもよいものとして扱っている」「男子選手の撮影はなぜ良いのかを説明してほしい」などの声が見られる。
なお、全日本大学バスケットボール連盟では2024年の大会時にも同様の撮影ルールを定めていた。男性選手を高画質カメラで撮影したい場合は、氏名や住所、電話番号、メールアドレスを記入の上でWebから申請を求めている。またスマートフォンでの撮影は男女選手ともに可能としており、高画質カメラの具体的な定義については言及していない。
ITmedia NEWS編集部では、全日本大学バスケットボール連盟に対して撮影対象に性差を設けている理由を問い合わせている。返信があり次第、追記する。
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