米Appleは10月30日(現地時間)、第4四半期(7月〜9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比で8%増の1024億6600万ドルとなり、これは9月期として過去最高の記録となった。純利益は274億6600万ドル(前年同期は147億3600万ドルだったが、これは一時的な税金負担を反映している)で、1株当たり純利益は1.85ドル。調整ベースで前年同期比13%増となり、これも9月期として過去最高を達成した。また、サービス部門の売上高も史上最高を更新した。
ティム・クックCEOは発表文で過去最高の売上高について「これにはiPhoneの9月期売上高記録と、サービス部門の史上最高の売上高記録が含まれている」と述べ、iPhone 17シリーズを含む今秋に発売した新製品に言及し、ホリデーシーズンに向けて「最も素晴らしい製品ラインアップ」を提供できることに期待感を示した。
ケヴァン・パレクCFO(最高財務責任者)は、アクティブデバイスのインストールベースが全製品カテゴリおよび地域セグメントで史上最高に達したと語った。
製品カテゴリ別の売上高は、iPhoneが6%増の490億2500万ドルで9月期として過去最高を記録した。Macの売上高は13%増の87億2600万ドル、iPadの売上高はほぼ横ばいの69億5200万ドル。ウェアラブル、ホーム、アクセサリー部門もほぼ横ばい(0.3%減)の90億1300万ドル。サービス部門は15%増の287億5,000万ドルで、史上最高を更新した。
クックCEOは電話会見で、AIを「私たちの生涯で最も深遠な技術の1つ」とし、デバイス、プラットフォーム、会社全体にAIを組み込むために投資を大幅に増やしていると語った。「Apple Intelligence」については、ビジュアルインテリジェンスやライティングツールなど、すでに20以上の機能がリリースされており、ユーザーが必要とする場所で「非常にパーソナルで、プライベートで、シームレスな」AI機能の統合を進めているとした。「Siri」については、「よりパーソナライズされたSiriについて順調に進展しており、来年これらの機能をリリースする予定だ」と述べ、Apple Siliconがこれらの体験の中核を担い、デバイス上で強力なApple Intelligence機能を実行可能にしていると強調した。
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