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新しくなった「Apple Vision Pro」登場 M5チップに刷新 59万9800円から

» 2025年10月16日 01時10分 公開
[ITmedia]

 米Appleは10月15日、MRヘッドセット「Apple Vision Pro」の新モデルを発表した。M5チップに刷新し、新たにデュアルニットバンドが付属する。価格は59万9800円から。日本含む9カ国で同日より予約を開始し、22日から販売する。Apple Store直営店では15日よりデモ体験の予約を受け付けている。

「Apple Vision Pro」

 Apple Vision Proは「空間コンピューティング」を標榜するMRヘッドセット。初代モデルは2023年6月に発表、今回初のモデルチェンジとなる。M5チップのほか、12のカメラ、5つのセンサー、6つのマイクの入力を処理する「R1チップ」を搭載。片目4K以上の高精細マイクロOLEDパネルを内蔵しており、ビデオシースルーで、実空間とコンピューティング空間が融合したMR空間にアクセスできる。

M5チップとR1チップを搭載。R1チップは初代モデルから続投

 コンテンツを現実空間に重ねて表示でき、映画視聴や仕事、写真・動画の閲覧などができる。コントローラー不要で視線と指の動きで操作できるが、ゲーム用として新たに「PlayStation VR2 Senseコントローラー」をサポートする。また、M5チップの搭載により、ディスプレイのレンダリング性能が向上したほか、バッテリー駆動時間を延ばした(一般的な使用で最大2.5時間、ビデオ再生は最大3時間)。

Macの大画面モニターとして使うこともできる

 新たに付属するデュアルニットバンドは、ソフトでクッション性のある素材を採用。iPhone用Apple Storeアプリを使い、装着に適したサイズを見つけることができる。デュアルニットバンドは1万6800円で単体販売も行う。

「デュアルニットバンド」

 最新OS「visionOS 26」を搭載する。ウィジェット機能により、時刻や天気の確認、音楽やポッドキャストの再生、ビデオ通話で表示されるユーザー自身のアバター「Persona」機能の改良、Apple Intelligenceへのアクセスなどが可能になった。また、生成AIを使い、写真にリアルな奥行きを与える「空間シーン」機能にも対応したほか、180度、360度、広視野角のビデオ再生も可能だ。

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 ストレージ容量は256GB、512GB、1TBから選択可能。それぞれ、59万9800円、63万4800円、66万9800円。

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