米Appleは7月17日(現地時間)、空間コンピューティングヘッドセット「Apple Vision Pro」向けに新たに提供していく没入型コンテンツを複数紹介した。
これらは180度の視野角と空間オーディオを備えた8Kで撮影する3D動画によるフォーマット「Apple Immersive Video」で制作されている。
Boundlessシリーズは、実際にはなかなか行けない旅を体験できるコンテンツ。まずはトルコのカッパドキアの上空を気球で旅する「Hot Air Baloons」が同日公開される。今秋公開予定の次のエピソードは、北極圏の海でのサーフィンを体験できる「Arctic Surfing」だ。
Wild Lifeシリーズの2本目は、孤児になったゾウと飼育員の物語(8月公開)。年内には、バハマ諸島で深海に挑むダイバーを描く第3話を提供する予定だ。
9月から始まる「Elevated」は、世界中の上空を旅する新シリーズ。初回はハワイ、年内にニューイングランドの秋。
Apple Immersive Videoとしての初の脚本付き短編映画として「Submerged」が今秋公開される。第二次大戦を舞台に、潜水艦の船員が魚雷攻撃と戦う様子を描く。脚本と監督はアカデミー賞受賞者のエドワード・ベルガー。
2024 NBAオールスターウィークエンドでのライジングスターズチャレンジやスラムダンクコンテストなどをフィーチャーしたイマーシブな短編映画。今秋登場予定。
Apple Vision Pro発売段階で提供された「Alicia Keys: Rehearsal Room」に続くアーティストのパフォーマンス。年内公開予定。
レッドブルとの提携で新たなスポーツシリーズを展開する。最初のエピソードはタヒチの波に挑むサーファーを追うというもので、今夏撮影し、年内に公開の予定だ。
これらの作品は、米Blackmagic Designとの協力により、最新のBlackmagicカメラURSA Cine ImmersiveやDaVinci Resolve StudioおよびApple Compressorのアップデート版などを含む新しい包括的なツールキットで制作されている。
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