と、ここまではシェーバーとしての使い心地の話。ここからは少し視点を変えて、プレゼントとしてのラムダッシュ パームインを考えてみる。
まず大前提としてシェーバーがプレゼントに適しているかと考えると、距離感にもよるが「向いている」と言ってしまっていいだろう。脱毛しているのでもなければ、ひげそりは成人男性がほぼ毎日するもの。それに使うものを贈るということは、毎日目にする・手にするものをプレゼントするということだ。家族や恋人など、信頼のある間柄であれば、贈る側にとってももらう側にとっても思い出深くなりやすいだろう。比較的長く使えるのもいい。
その上で、ラムダッシュ パームインは可搬性が高く、出先にも持ち運びやすいという特徴がある。肌身離さず持ち運ぶ物品なので“思い出深くなりやすさ”はさらに高い。余談だが、表参道の店舗「パナソニックビューティ表参道」ではラムダッシュ パームインへの刻印サービスも有料で提供している。贈る側としても刻印によって「世界に一つだけの品」としてプレゼントしやすいだろう。もちろん相手との距離感によるが。
ただ、プレゼントとして受け取ってみて「実用面だけでいえば、通常版とバリエーション(柄違い)、どっちでもいいな」とは思った。先述したがES-PV6Aと通常版(ES-PV3A)はスペックが同じで、違いは本体の材質と、付属するケースの内側の素材くらいだ。
見た目も黒を選べばほぼ変わらない一方、ES-PV3Aは3万3660円、ES-PV6Aは4万1580円と価格差があるので、少しでも安くしたいならES-PV3Aで十分だろう。スペックが落ちるものの、より安くしたいならLITE(1万9800円)も選択肢に入る。
ただカラーバリエーションという点ではLITEやES-PV6Aに軍配が上がる。通常版のES-PV3Aはカラーが黒しかない一方、ES-PV6Aでは黒か白、LITEではグレー、ネイビー、スモーキーブルーから選べる。
ちなみにパナソニックは6月からシェーバー事業70周年に際したアニバーサリーモデルも発売している。ES-PV6A同様、性能は通常モデルと同じだが、5万490円とES-PV6A以上に価格が上がる代わりに桜色、藍色、金色、紫色とカラーバリエーションが豊富で、ケースの材質もリッチになる。
ただ、ここまでの考えには1つ“隙”がある。「じゃあ、安い類似製品でも良くない?」と言えてしまう点だ。実は持ち運びしやすいシェーバーは“ラムダッシュ パームイン”以前からあり、ラムダッシュ パームイン発売以降も、中国Xiaomiなどが新製品を出している。
ただ、いずれもラムダッシュ パームインに比べて低価格帯(数千円台)製品が多く、ものによるが安かろう悪かろうな商品も少なくない。従って外出時のサブ機としては使えても普段使いには厳しいものもある。相手との距離感次第だが、少なくとも社会人同士の親しい間柄でお互いある程度の予算を確保してプレゼントを交換するようなシチュエーションにはあまり向かないだろう。
余談だがラムダッシュ パームインは梱包も結構高級感があり、その点でもお金をかけあう間柄でのプレゼント向きだ。
まとめると、ラムダッシュ パームインは親しい家族や友人、恋人などに対し、ある程度予算をかけて贈るプレゼントとして好適なはず──というのが筆者の考えだ。ES-PV3AにするかES-PV6AにするかLITEにするかは予算や相手の好み次第だろうが、いずれにせよ思い出深いプレゼントにはなりやすいだろう。
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