ヤマハは11月25日、クラウドファンディング事業を手掛けるCAMPFIRE(東京都渋谷区)と共同で、既存のキャラクターを「VOCALOID(ボーカロイド)」にしたいIP事業者を支援する「VOCALOID FAN-ding」を始めた。第一弾はロボット開発者のみさいるさんが手がける「足立レイ」だ。
キャラクターIP事業者と共にプロジェクトを立ち上げ、ボカロにしたいキャラクターに対するファンの支援を募るクラファン。集めた資金で「ボイスバンク」と呼ばれるVOCALOID用の音声ライブラリーやイラスト、デモソングなどの制作資金を調達できる。
ヤマハとCAMPFIREは、クラウドファンディングの実施から返礼品の製造、梱包、発送、そしてボイスバンク制作とリリース、プロモーションまでを支援する。さらにボカロPなどとのマッチングなども行う。
第一弾となる足立レイは、みさいるさんが代表を務めるメカニカルガール社が開発する実在の等身大ヒューマノイドロボット。ロボットの搭載音源として音声も制作済みでトークソフトなども登場しているが、今回はそれをVOCALOIDにする考えだ。
プロジェクトは12月1日にスタート。設定目標は3段階あり、第一目標の500万円を超えると従来方式のボカロ化が決定する。また第二目標の750万円に達すると立ち絵の制作と配布が加わり、最終目標の1000万円ならAIボイスバンク化に挑戦することになる。
AIボイスバンクでは、日英中3カ国語に対応し(従来型は日本語のみ)、AI合成ならではのパラメーター制御などより創作の幅が広がるとしている。
みさいるさんは「足立レイは正弦波合成が基となっている、現代の音声合成音声では特殊な例ですが、こういう音源の面白さやさらなる進化というものが必ずあると信じています」とコメントを寄せている。
支援金額は1000円から30万円まで10種類。金額によって、足立レイの缶バッジや限定ぬいぐるみ、等身大パネル、「VOCALOID6 Voicebank 足立レイ」パッケージなどのリターンを用意している。
VOCALOIDは、ヤマハが2003年に開発した歌声合成技術。歌詞とメロディー(楽譜情報)を入力するだけで楽曲のボーカルパートを制作できる手軽さにより、ネットを中心に活動するボカロPやボカロ文化を生み出した。
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