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Spotifyの「リスニング年齢」が話題 「私は19歳だった」「83歳って……」計算方法は?

» 2025年12月05日 17時07分 公開
[岡田有花ITmedia]

 ストリーミングアプリ「Spotify」の年末恒例企画「Spotifyまとめ」が2025年もリリースされた。その年に最も聴いた曲のランキングなどが確認できる他、新機能「リスニング年齢」が話題だ。

 よく聴いた楽曲を基に、独自の“リスニング年齢”を算出するジョーク機能で、SNSなどでは、「私は19歳だった」「83歳って……」「これ、実年齢より低い(高い)人いるの?」など、さまざまな声が出ている。

画像 筆者のリスニング年齢。実年齢より20以上若かった
画像 「Spotifyまとめ」の解説ページより

 Spotifyによると「リスニング年齢」は、心理学の「回想バンプ」(Reminiscence bump)という概念に基づいて算出している。

 回想バンプとは、人は10〜20代の記憶を最もよく覚えている(思い出の隆起/bumpが起きる)という概念で、音楽や映画なども、この年代に触れたものが後の人生でも好まれることが分かっている。

 今回Spotifyは、ユーザーがこの1年に再生した楽曲のリリース年を分析し、同年代の他のユーザーより多く聴いている5年間を特定。「リスナーが、その時代に青春を過ごしていた(16〜21歳だった)と仮定し、現在何歳か」を逆算した。

 例えば、1970年代後半の楽曲を同年代より多く聴いているユーザーは、その時期に16〜21歳だったと想定し、リスニング年齢が65歳前後、と表示されるイメージだ。

 Spotifyはこの機能について「遊び心のある推測」だと説明。最新曲を好む高年齢層や、古い年代の音楽を好む若年ユーザーには実年齢とかけ離れた結果が出ることもあり、SNSで話題になった。

 リスニング年齢を表示するには、アカウントに1925年以降の生年月日が登録されており、5年間のリリース期間内で5回以上再生していることが条件。

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