若年層による生成AIの利用目的で最も多いのは「ふと気になったことを調べる」──LINEヤフーは12月9日、全国の15〜24歳男女を対象に実施した調査の結果を発表した。
ChatGPTやGemini、Perplexityといった生成AIサービスの利用目的として最多だったのは、「ふと気になったことを調べる」(36.1%)。「勉強や課題のサポート・試験対策」(34.4%)、「宿題・課題やレポートなどのアイデア出し」(31.5%)、「文章の作成・添削・要約」(31.4%)が続き、学習での利用が目立った。
「暇つぶし・雑談」(20.5%)や「人間関係の相談」(18.0%)など、AIを“心に寄り添う相手”として使う層も一定数見られた。一方、「画像生成や写真加工」「語学学習」「就活・バイトの書類作成」などは1割前後にとどまった。
普段、生成AIサービスを利用していない人は全体の19.8%。男女・年代別では、「男性23〜24歳」が31.7%と最多で、「女性23〜24歳」(26.1%)が続いた。最も利用率が高かったのは女性15〜18歳で、利用していない人は12.2%にとどまった。
主な利用目的にも年齢差があり、15〜18歳、19〜22歳では男女とも「勉強・課題」が5割超で最多だったのに対し、23〜24歳では「調べもの」が4割超でトップに。「相談/アドバイス」は女性の利用が目立ち、とりわけ15〜18歳では43.8%、19〜22歳では43.2%に達した。
調査は9月1〜3日、全国の15〜24歳のLINEユーザーを対象に実施。4745件の有効回答を得た。
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