円安とかインフレとか、なかなかカメラ好きの庶民には厳しい昨今であるけれども、2025年に登場したカメラを俯瞰してみると、例年通りいろいろあるわけで、中でも個人的に目に付いたことを振り返ってみよう。
一つはスタンダードモデル(ベーシックモデル)に位置づけられるカメラが揃ってリニューアルしたこと。どれもかつてのスタンダード(あるいはベーシック)の概念を大きく超える高性能・高機能っぷりで、これがこの先数年の基準になるかと思うと末恐ろしやである。
もう一つはスタンダードなラインから外れた個性的なカメラがいくつも登場したこと。それらを中心に振り返ってみたい。
現在、ミラーレス一眼の中心は35mmフルサイズセンサーモデルといっていい。それを基準に、もっとコンパクトなシステムにしたい、できるだけリーズナブルに揃えたいって人にAPS-Cサイズやマイクロフォーサーズがある感じ。画質面でいえばAPS-Cでも十分ハイクオリティなのだがとりあえずそのヘンはご容赦を。
で、35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼の3大ブランドといえば、ソニー、キヤノン、ニコンなわけで、それらのスタンダードモデルが出そろったのが25年なのだ。同世代のスタンダードモデルの内容を見ればトレンドや各社の特徴が分かるというもの。
ソニーは「α7」、キヤノンは「EOS R6」、ニコンは「Z6」が該当するわけだが、いち早くリニューアルしたのがニコン。24年7月に登場した「Z6III」だ。
その後25年秋に「EOS R6 III」、12月に「α7 V」と立て続けに発売されて役者が揃ったわけである。特に「α7 IV」が他社のスタンダードモデルに比べるといささか古びててちょっと見劣りするところがあっただけに今回のリニューアルはデカい。
全てに共通するのは、プリ連写機能を持ち、電子シャッターによる超高速連写が可能なことと、ディープラーニングを駆使した被写体検出AFを持っていること。
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