これらほど極端ではないけれども、はっきりしたメッセージを持っているカメラも出ている。
キヤノンの「EOS R50 V」は、Vという文字で分かりとおり動画(特にカジュアルなVlog系)に特化したミラーレス一眼で、撮影モードダイヤルもほぼ動画系でEVFもなし。ここまで徹底してくれると誰が見ても「カジュアルに動画を撮るカメラだな」と分かっていい。ただ、意外にコンパクトなミラーレス一眼として写真も撮りやすいので、スナップ写真用としてアリだと思う。
28m単焦点レンズのリコーの「GR IV」もその伝統的なスタイルやスペックからメッセージを感じるカメラだ。特に操作系が前モデルより洗練されて、より感覚的に使えるようになった。これは完成度が高い1台で、上着のポケットに入るサイズや重さでもあり常時携帯したくなる。
クラシカルなスタイルということでいえば、OM SYSTEMの「OM-3」もフィルム時代のOM-1に回帰したようなデザインが目立った。
ここ2年で、かつてハイエンド機ならでは思われていた機能や性能がスタンダード機に搭載され、それに加えて諸般の要因(円安とかインフレとか)が重なって価格が上がったのは多くの人が実感してる。
と同時に、主流からずれたどういう人にどう使って欲しいというメッセージを持った個性的なモデルも登場した(特に単焦点レンズを搭載した高級コンパクトが一気に出たのが印象的)のが、25年の面白いところだったなと思うわけである。
ではみなさま、年末年始に使うカメラは決まりましたでしょうか? 良いお年を。
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