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“デジカメ老人会”世代が推す「復活してほしいコンデジ」あれこれ荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/3 ページ)

» 2026年01月10日 13時06分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 コンデジ市場が動き出してる、と察知したのか、25年の夏にはキヤノンから「IXY 650m」が登場。USB端子がUSB mini-Bというほぼ使われなくなった規格のままだったり、USB充電に未対応だったりと古いまま(ベースとなったIXY650は17年発売)なのだが、久々に新製品として出たのが大事だ。

 ちなみに初代「IXY DIGITAL」が出たのは26年前だ。

左が初代IXY DIGITAL。右が25年発売のIXY 650m

 個人的にはIXYは四角くて小さいのがいいなと思ってるので、「IXY 1」(12年)をベースにした新型とか出ないかなと密かに思っております。

12年発売のIXY 1。この四角くて小さなスタイルがIXYらしさだと思うのである。この頃はデザインや質感にすごくコストをかけておりました

 無理なら、“IXY 700”でもいいな。10倍ズームくらいで小さなヤツ。

 ちなみにキヤノンでは「Powershot SX740 HS」という40倍ズームレンズ搭載のコンデジが現役である(18年発売)。

 その他、特定ジャンルに特化したカメラとして、125倍ズーム(35mm判換算でなんと3000mm!)という非常識な(褒めてる)超超望遠撮影ができるニコンの「COOLPIX P1100」(25年発売)、防水耐寒耐衝撃のタフネスカメラの代表だったOMDSの「OM SYSTEM TOUGH TG-7」(23年発売)、リコーの「WG-80」(22年発売)と「WG-100」(24年発売)とは生きているけれども、ここではもっとカジュアルな日常を楽しくするカメラの話をしたい。

ニコンのCOOLPIX P1100。3000mm相当という超超望遠カメラはライバルがいないシリーズだ

実はコンデジ市場を支えていたのはコダック?

 実のところ、低価格で小さくて軽いコンデジが再び注目されはじめたきっかけの一つは、Kodakだったりする。Kodakといっても、往年のイーストマン・コダックは一度倒産しており、デジタルカメラはJK Imaging社とライセンスを提携し、JK Imagingがコンデジの製造・販売を行っている。現在のKodakのカメラはJK Imaging社の製品だ。

 これが小さくて軽くて低価格で、画質自体は今のハイエンドスマホに劣るが、それがまたエモい画が撮れるというので評判になったのだ。

 現在は5倍のズームレンズを搭載した「PIXPRO FZ55」と、クラシカルなスタイルで小さくて軽くて自撮り対応のモニターを持つCLASSICシリーズの「PIXPRO C1」が人気で、コンパクトデジカメ市場では上位に位置している。

25年発売のKodak PIXPRO C1。単焦点レンズ搭載の安くてシンプルなコンデジだ

 画質的には、ホワイトバランスの安定性も階調のコントロールも日本のカメラメーカーに及ぶべくもないが、非常にカジュアルで気楽に撮れて、思うように撮れなくてもヒット率が低くても、それはそれで「気軽に撮れて楽しい」という評価になっているのが面白いところ。

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