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“デジカメ老人会”世代が推す「復活してほしいコンデジ」あれこれ荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/3 ページ)

» 2026年01月10日 13時06分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 昨年(2025年)、にわかにコンパクトデジカメ(以下コンデジ)について聞かれることが増えてきて、年末近くにはトレンド系雑誌の取材を受けたりしたくらい。数年前、オールドコンデジがちょっと流行ったんだけど、その流れの先にある出来事なのだなと思う。

富士フイルムの「Xhalf」(X-HF1)。画質よりも撮影体験を重視したユニークなコンパクトデジカメ。これの登場で時代は変わるか

 どうやら、我々「デジカメ老人会」世代には懐かしいコンデジも、「初めて使ったカメラがスマートフォンだった」という世代にはすごく新鮮なようだ。確かにスマートフォンよりコンパクトなボディで電源を入れるとレンズがうにーっとせり出し、液晶モニターを見ながら物理的なシャッターボタンをかちっと押すと画面が一瞬暗転して写真が記録されるというフィジカルなカメラならではの体験が「新しい」のだ。

 その感覚が前面に出ているのが富士フイルムの「X half」だったと思う。ぱっと手にした時、これを企画したのはフィルム時代を生きたベテランではなく、若い人だろうと感じたのである。その勘は正しく、入社2年目の若手だったそうである(インタビュー記事)。

 フィルムカメラのテイストと「チェキ!」のテイストを合体させてデジカメ化したようなこのカメラは「実用性だけがカメラじゃない」ってのを如実に見せてくれた。非常にユニークなX halfがどんな年齢層にどう受け入れられたのか気になるところだが、そういうカメラを投入できる時代になったのだなと思うとうれしい。

コンデジ界の現状から復活へ

 カメラの世界ではメインカメラ・セカンドカメラって言い方をするけれども、今はスマートフォンがメインカメラでセカンドカメラはそれを補ったり楽しんだりする実用性一辺倒じゃない製品を選ぶ層が現れたと思うとしっくりくる。

 昔ながらのコンデジは、ちょうどそこにハマりそうなのだ。

 そう考えると、パナソニックのTZシリーズはエラい。初代TZは2006年に登場した「TZ1」。高倍率ズームレンズ(といっても当時は10倍だった)を搭載した「旅カメラ」という位置づけだった。

 その後、ほぼコンスタントにリニューアル。他のシリーズが開店休業状態に陥っていく中、17年に「TZ90」、19年に「TZ95」、そして25年には「TZ99」と新製品を投入してくれたのだ。

 TZ99も中身はTZ90とあまり変わらないが、時代に合わせてちゃんと進化している。自撮りしやすいチルト式モニターを積んでるし、昔ながらの内蔵フラッシュで撮った写真も今見れば新鮮だし、光学30倍ズームだし。

往年のコンデジらしさを全身で表現しているといっても過言じゃないパナソニックのLUMIX TZ99。26年でシリーズ誕生からちょうど20年。超ロングシリーズだ

 26年は、TZ1登場からちょうど20年。すでに「99」まで使っちゃってるから、次は“TZ100”だな。TZ99も好調だと聞くし、旅カメラ20周年記念モデルってことで、いろいろとリニューアルして出てたら面白いのにと思ってる。

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