米国や中国ではすでに人を乗せて走り始めた「ロボタクシー」。日本にいると少し先の未来の話に聞こえてしまうが、米国ラスベガスで試す機会があったので体験レポートをお届けしたい。先に結論を述べておくと「日本でも乗りたい!」と期待を抱かせるものだった。
ラスベガスへの滞在は、1月6日〜9日に開催された世界最大のエレクトロニクスショー「CES」を取材するため。ここでは米Amazon傘下の「Zoox」が2025年9月からテスト走行を開始している。米Googleのグループ企業であるWaymoはサンフランシスコを中心に展開しており、Zooxはこの地で試せる唯一のロボタクシーだ。
ラスベガス市内を歩いていると、巨大なマスコットのようなクルマがちらほらと目に入る。箱のような見た目で、車体中央にドアがあり、運転席が見当たらない前後対称のクルマ。これがZooxのロボタクシーだ。
Zooxは14年の創業時から完全自動運転専用の車両開発を進めてきた自動運転ベンチャーで、20年にAmazonに買収された。現行モデルは20年に登場しており、車両は全長3630mm、高さ1936mmとコンパクトながら、4人乗りの対面座席を備える。設計上は時速75マイル(約120km/h)まで走れるが、市街地では時速45マイル(約72km/h)に制限されている。
早速乗ってみようとしたが、いくつかハードルがあった。まず、日本の住所が登録されたApple/GoogleアカウントではZooxを呼び出すアプリがダウンロードできず、米国の住所を設定したアカウントが必要になる。今回の試乗では、アカウントを用意した同業の記者に同乗させてもらった。
乗車場所も指定されている。ラスベガスの8カ所ほどに限定され、しかも乗車エリアが集中しているため、そこまで歩く必要がある。エリア外からの配車指示はできないため、乗車エリアに近づいてからの配車オーダーとなるが、世界中から集まったCES関係者がこぞって試しているのか、無料で乗れるテストライドだからか、配車をかけると待ち時間が「45分以上」と表示される。
ただ、長すぎてみんな諦めるのか、しばらく待つと残り30分と表示された。ここからの待ち時間は結構正確で、車両が今どこにいるのかをアプリで見ながら到着までショッピングすることができた(乗車場所の近くにTRUMPホテルがあったので1階のショップを見ていたが、MAGAキャップをお土産に買おうとしたら55ドルで泣く泣く諦めた)。
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