中国ByteDance傘下のTikTokの米国法人は1月22日(現地時間)、親会社ByteDanceがTikTokの過半数の株式を中国以外の投資家グループに売却したと発表した。ドナルド・トランプ米大統領が昨年9月に署名した大統領令に基づき、TikTok USDS Joint Venture LLCを設立する。
この投資家グループには、米Oracle、アラブ首長国連邦の投資会社MGX、米投資会社Silver Lakeなどが含まれ、これらが新会社の株式の80%以上を保有することになる。また、米Dell創業者のマイケル・デル氏が率いる個人投資会社も参加している。ByteDanceも20%弱の株式を保有する。
これにより、2億人を超える米国人と約750万の米国企業が、TikTokの利用を続けられるようになる。「米国人が過半数を所有するこの合弁会社は、包括的なデータ保護、アルゴリズムセキュリティ、コンテンツモデレーション、米国ユーザー向けのソフトウェアの安全性確保を通じて、国家安全保障を保護するための明確な安全対策の下で運営される」という。
7人構成の取締役会には、ByteDance傘下TikTokのショウ・チュウCEOも参加するが、それ以外はすべて米国人だ。
2020年にトランプ政権(第1次)が安全保障を理由にByteDanceに売却を命じて以来、TikTokは米国内で長らく禁止の危機にさらされてきた。2024年にはバイデン政権下で事業売却を義務付ける法律が成立したが、2025年に再登板したトランプ大統領が禁止回避に向け方針を転換し、執行の一時猶予や期限延長を繰り返してきた。トランプ大統領は2025年9月に売却交渉の期限を2026年1月22日まで延長する大統領令に署名した。
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