InstagramやFacebook、Threadsを運営する米Metaは1月28日(現地時間)、第4四半期(2025年10〜12月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比24%増の598億9300万ドル、純利益は9%増の227億6800万ドルだった。希薄化後の1株当たり純利益は8.88ドル(前年同期は8.02ドル)。
米CNBCが伝えたアナリスト予想(売上高585億9000万ドル、希薄化後の1株当たり純利益8.23ドル)と比べると、実績はいずれも上振れた。
コスト(Costs and expenses)は351億4800万ドルで、前年同期比40%増となった。営業利益は6%増、営業利益率は前年同期より7ポイント減の41%だった。
セグメント別では、Facebook、Instagram、Messenger、WhatsAppなどを含む「Family of Apps」(FoA)部門の売上高は25%増の589億3800万ドルだった。FoA全体での広告表示回数が増え、広告単価も上がった。また、12月のFoA全体のDaUは35億8000万人だった。
VR、AR、複合現実関連の消費者向けハードウェア、ソフトウェア、コンテンツを含むReality Labs(RL)の売上高は12%減の9億5500万ドルだった。営業損失は60億2100万ドル。Metaは1月初頭、同部門の従業員約1500人以上を解雇したと報じられた。
マーク・ザッカーバーグCEOはFacebookへの投稿でReality Labsについて、従来のVRヘッドセット中心の戦略から、今後はメガネ型デバイスとウェアラブルに重点を置くと語った。AIグラスについては販売台数が前年から3倍以上に伸びたと説明。2026年のReality Labsの損失は2025年と同程度になる見通しで、これがピークとなり、その後は損失を縮小していけるという考えを示した。
同氏は何度も「personal superintelligence」(個人向け超知能)という言葉を繰り返し、ユーザーの履歴、興味関心、投稿内容、人間関係といった個人的な文脈を理解するAIを構築することがMetaの中核的なビジョンだと語った。同社の広告システムを含むサービスの既存のレコメンデーション技術は「まだ原始的」な段階であり、将来的には個々人の目標に合わせてフィードを最適化できるようになると説明した。
設備投資は、第4四半期が221億4000万ドル、通期が722億2000万ドルだった。また2026年の設備投資を1150億〜1350億ドルと見込む。AI関連インフラ投資とコア事業の拡大が主因としている。
見通しとして、2026年第1四半期(1〜3月)の売上高は535億〜565億ドルを予想するほか、2026年通期の総費用は1620億〜1690億ドルのレンジを示した。
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