仏教の経典を学習した生成AIを搭載するヒューマノイドロボット「ブッダロイド」が、京都の青蓮院門跡(京都市東山区)で公開された。相談者の問いに仏教思想に基づいて回答できる他、合掌や礼、座禅といった宗教的所作も再現する。
中国Unitree Roboticsのヒューマノイドロボット「Unitree G1」に、仏教対話AI「ブッダボット」を搭載した。意味理解ベースの対話制御、所作と対話を統合するマルチモーダル制御、倫理設計を組み込んだ応答制御などを加え、フィジカルAIとして統合設計した。
京都大学「人と社会の未来研究院」とベンチャー企業のテラバース(京都市上京区)およびXNOVA(京都市上京区)が共同開発した。京大とテラバースは21年3月にブッダボット、22年9月に仏教AR「テラ・プラットフォームver1.0」を公開するなど、宗教AIプロダクトを開発しており、ブッダロイドもその一環となる。
研究チームは「AR技術によって、すでに視覚・聴覚コミュニケーションを実現していたが、(ブッダロイドにより)チャットボットやAR、VRでは得られにくかった『身体性』を獲得したことで、対面環境における身体的存在感を伴う相互作用が可能となった」と説明。将来的には人間の僧侶が行ってきた宗教儀礼の一部を補助・代替していく可能性もあるとしている。
今回の研究成果は、2月5日に開催された国際シンポジウム「University of Zurich──Kyoto University Symposium 2026」で口頭発表された。
GPT-4で「親鸞ボット」「菩薩ボット」開発 京大「仏教対話AIの多様化に成功」
「ブッダボット」とARで対話 仏教とメタバース融合「テラバース」京大など開発
「CES」にあふれる人型ロボ――中国メーカーが数で圧倒するも、Boston Dynamicsが本物と感じたワケ
「AI猪木」「アンドロイド猪木」開発へ 石黒浩さん率いるAVITAの技術で
「龍が如く」新作ドラマが楽しすぎた──原作ゲーム大好きマンガ家をうならせたチープだけど魅力的な仕掛けの数々Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR