米OpenAIの元CTO、ミラ・ムラティ氏率いる米Thinking Machines Labは3月10日(現地時間)、AI半導体大手の米NVIDIAと複数年にわたる戦略的提携を締結したと発表した。
Thinking Machines Labはこの提携を通じて、次世代AIシステム「NVIDIA Vera Rubin」を少なくとも1ギガワット(GW)規模で導入し、最先端モデルの学習と、大規模にカスタマイズ可能なAIを提供するためのプラットフォーム構築に活用する計画である。導入は来年初めを目標としている。
提携には、NVIDIAアーキテクチャ向けの学習システムおよび推論・提供システムの設計も含まれる。さらに、企業や研究機関、科学コミュニティに向けて、最先端AIおよびオープンモデルへのアクセスを広げる取り組みも進める考えだ。
NVIDIAは併せて、Thinking Machines Labの長期的な成長を支援するため、同社に対して大規模な出資も実施した。出資額などの詳細は明らかにしていない。
NVIDIAのジェンスン・フアンCEOは、「AIは人類史上最も強力な知識発見の手段だ。Thinking MachinesはAIの最前線を前進させる世界水準のチームを結集した」とコメントした。ムラティCEOは、「NVIDIAの技術は、この分野全体の基盤だ。この提携により、人々が自ら形作り、自分のものにできるAIを構築する能力が加速する」と述べた。
Thinking Machines Labは、理解しやすく、カスタマイズ可能で、協調的なAIシステムの構築には、研究、設計、インフラの各面で大規模な進歩が必要だと説明している。今回の提携はその基盤を提供するものであり、人間の能力を拡張する技術としてAIを発展させることを両社の共通目標としている。
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