JR東、新幹線向け「地震対策左右動ダンパ」開発 脱線リスク最大5割低減 27年秋から搭載へ
JR東日本は3月11日、地震発生時の左右方向の揺れに対して車体の揺れを抑制し、脱線リスクを最大約5割低減させる「地震対策左右動ダンパ」を開発したと発表した。2027年秋から順次新幹線に搭載する。
従来型の左右動ダンパは乗り心地向上のための装置で、地震動による大きな振動は吸収しきれず、車体が大きく揺れて車輪が持ち上がってしまうことがあった。一方、地震対策左右動ダンパは、地震動が車体に伝わる過程で低減させ、車体の左右の揺れを抑えることで、車輪が持ち上がりにくい仕組み。通常時は従来の左右動ダンパと同等の機能を発揮するという。
2004年に発生した新潟県中越地震での新幹線脱線事故を教訓とし、走行中の列車の脱線リスクを低減するダンパの開発に08年から取り組んできた。鉄道総合技術研究所も協力した。
JR東日本では、27年秋以降に地震対策左右動ダンパへ順次取り替える。E5系・E6系・E8系は31年度までに、E7系は32年度までに導入する予定だ。車両改造費用などに約100億円が掛かるとみている。
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