米OpenAIは3月19日(現地時間)、Python開発者向けの高速なツール群を提供する米Astralを買収することで合意したと発表した。買収総額などの取引の詳細は公表されていない。
買収の主な目的は、OpenAIのプログラミング支援AI「Codex」の成長を加速させ、単なるコード生成にとどまらず、コードベースの変更計画やツールの実行、結果の検証などの開発ワークフロー全体に参加できるAIシステムへと進化させることとしている。
Astralは2022年創業の、米ニューヨーク州ブルックリンに拠点を置く非公開企業。Pythonエコシステム向けの高性能な開発者ツールを手掛けており、高速なコードチェックおよび整形ツールの「Ruff」や、環境構築を統合したパッケージ管理ツール「uv」などを提供している。これらのツールは月に数億回ダウンロードされており、すでに現代のPython開発における重要な基盤として数百万ものワークフローで利用されている。
Astralの創業者でCEOのチャーリー・マーシュ氏は公式ブログで、Astralを創業したのはプログラミングをより生産的にするためであり、AIがソフトウェア構築方法を急速に変革している中、その最前線であるCodexを開発するOpenAIにAstralのツールと専門知識を持ち込むことで、ソフトウェア開発の未来をさらに推進できると語った。
買収完了後、AstralのチームはOpenAIのCodexチームに合流し、既存の開発者ツールとCodexとのより深い統合を模索していく。
また、Astralのオープンソースツール群については、買収後もOpenAIによるサポートが継続され、これまで通りコミュニティと協力しながらオープンな環境での開発が続けられる方針が明らかにされている。
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