春です。桜の季節です。
著名な桜や桜スポットをガチの装備で撮りに行く風景写真、さらにはピンポイントで桜の写真を撮りに出かける人もいるけれども、春先にカメラを持って歩いていたらいい感じの桜に出会ってつい撮りたくなるって人も多い。気持ちはすごく分かる。わたしもその一人。
というわけで桜を撮る話をするわけだが、一言で桜を撮るといっても引いて撮るか寄って撮るか、桜の種類は何か、晴れてるか曇ってるか昼か夜かでバリエーションは無限にある。「桜はこう撮れ」という決まったルールはないのだけど、それでも「こういうときはこういうことに気をつけるといいよ」って話はたくさんある。
今回はいろんなバリエーションを出しつつ桜を撮ってみたい。
突然だけど、江戸時代、東京の駒込にある吉祥寺は桜並木が有名だった。江戸時代後期に書かれた「江戸名所図会」にも描かれているくらい。ちなみに、駒込の吉祥寺というお寺と武蔵野市の吉祥寺という街(今はこっちの方が有名)の間に関係はあるかというと、ある。
もともと吉祥寺という寺があり、そこが大火で焼失したのち、寺は駒込に移転し、その門前町の人々は武蔵野に移されたのだ。だから武蔵野市の吉祥寺に吉祥寺という寺はなく、吉祥寺という寺は別の場所にあるというわけだ。ややこしいけど。
当時の桜がどんな種だったのかは分からないが(とりあえずソメイヨシノじゃなかったのは確かだ。あれは幕末から明治初期に作られた種だから)、今は見事なしだれ桜が出迎えてくれる。たまたま春先に訪れたときに出会った。ちょっとピークを過ぎていたのが残念だけど。
ここで伝えたいのは吉祥寺という江戸時代からのお寺を桜が彩っている姿なので、お寺っぽい雰囲気の桜を見せたい。そんな観点で2点。
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