[9日 ロイター] - ベセント米財務長官とパウエル連邦準備理事会(FRB)議長が今週、銀行幹部との緊急会合を開き、米Anthropicの最新人工知能(AI)モデルがもたらすサイバーセキュリティ上のリスクについて警告したと、複数の関係筋が9日明らかにした。
Anthropicは今週、高性能AIモデル「Mythos」(ミトス)を公開したが、これまで知られていないサイバーセキュリティ上の脆弱性を露呈する恐れがあるとして、一般公開には踏み切らなかった。
同社によると、このモデルは「全ての主要な基本ソフト(OS)および主要なWebブラウザ」に存在する弱点を特定し、悪用する能力があるという。
関係筋によれば、会合は7日にワシントンの財務省で開催。各行がMythosや類似のモデルがもたらす潜在的なリスクを認識し、自社のシステムを守るための対策を講じていることを確認することが目的だった。
Anthropicは、Mythosへのアクセスは米Microsoftや米Googleなどテクノロジー企業約40社に限定されるとし、同モデルの機能について米政府と継続的に協議を行っていると述べている。
米Bloombergによると、会合には米Citigroup、米Morgan Stanley、米Bank of America、米Wells Fargo、米Goldman Sachsの各最高経営責任者(CEO)が出席した。
関係筋によると、米JPMorganのジェイミー・ダイモンCEOは出席できなかった。
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