ITmedia NEWS > ネットの話題 >

なぜXの「歌ってみた」だけ音を消す? JASRAC「Xとは契約していない」と解説 YouTubeやTikTokは契約済み

» 2026年04月15日 09時51分 公開
[岡田有花ITmedia]

 「Xだけ、音無しで投稿します」「Xに投稿した“歌ってみた”を消します」――人気楽曲のカバーを歌う“歌い手”らがXで相次いで、動画から音を消すなどと表明し、話題になっている。

 楽曲の著作権を管理する日本音楽著作権協会(JASRAC)は4月14日、その背景をXで解説した。YouTubeやTikTokはJASRACと包括契約を結んでいるが、Xは未契約のため、ユーザーが楽曲を歌ったり演奏したりした動画を投稿する場合、個別申請と使用料の支払いが必要になるという。

画像 JASRACのポストより
画像 Xへの楽曲投稿に関するルール

 動画や楽曲を投稿できる大手プラットフォームの多くは、JASRACと包括契約を結んでおり、プラットフォーム側がJASRACに対して著作権使用料をまとめて支払う。

 このため、ユーザーがJASRAC管理楽曲を演奏したり、歌ったりした動画も個別許諾なく投稿できる(CD音源やプロモーションビデオをそのまま投稿することはできない)。

 YouTubeやInstagram、TikTok、ニコニコ動画など、日本の大手の多くはJASRACと包括契約を締結済みだが、Xは包括契約を結んでいない。

 このため、XにJASRAC管理楽曲の歌ってみた/演奏してみたを投稿する場合、個別の申請(契約や支払い)が必要になる。楽曲によっては、JASRAC以外が管理している可能性もあるため、管理元の確認も必要だ。

 JASRACの投稿により、このルールの違いが改めて浮き彫りになり、Xでは歌い手らが相次いで「過去の投稿を全部消す」「今後は音無しで投稿する」などと対応を表明している。

 JASRACはXでの管理楽曲利用に関するFAQも公開しており、投稿前に申請手続きの確認を呼びかけている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR