岩手県の山林火災でドコモに通信障害 初めて提供された「JAPANローミング」の仕組みと注意点
岩手県の大槌町で4月22日に発生した山林火災の影響でNTTドコモの携帯電話サービスに障害が発生し、「JAPANローミング」が初めて提供された。現地のドコモユーザーは、他社回線を使って携帯電話サービスを利用できる。
22日の午後5時ごろから岩手県大槌町の吉里吉里地区と小鎚地区で、携帯電話(4G、5G)の音声通話とデータ通信がともに利用できない、または利用しづらい状況になった。原因は山林火災による停電と基地局までの伝送路の故障。復旧の見通しについては「確認中」という。
このため、4月1日にスタートしたばかりの仕組みであるJAPANローミングの提供が始まった。これは災害時などに携帯会社同士が通信網を融通しあう、いわば“キャリアの互助システム”。被災したドコモに他社が4G LTEネットワークを提供している。
JAPANローミングには「緊急通報のみ」と「フルローミング」と呼ばれる2方式があり、今回はフルローミング。回線は自動選択となり、利用者の携帯電話に「JPN-ROAM」や「JpnRoam」と表示されていれば、緊急通報を含む音声通話、データ通信、SMSを利用できる。緊急速報「エリアメール」も受信可能だ。
もし「JPN-ROAM」などの表示が出ているのに通信できない場合は、ネットワークの選択方法を「手動選択」に切り替え、一覧から「JPN-ROAM K」「JPN-ROAM S」「JPN-ROAM R」のいずれかを選択すると改善することがある。この場合、JAPANローミング終了後には設定を「自動選択」に戻す必要がある。
また、一部のAndroid端末では、データ通信を利用する場合に「データローミング」の設定をオンにしなければならないケースがある。この設定をオフにしないまま海外へ行ったりすると、予期せぬデータ通信料が発生する可能性があるため、終了後は必ずオフにしておきたい。
併せて、ドコモは被災地域のユーザーを対象とした支援措置を発表した。これには携帯電話付属品の無償提供や故障修理代金の無料化・一部減額、新規購入の特別割引、一部手数料の無料化などが含まれる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
AIに200万円渡してネットショップを1年運営させてみた──Alibabaの研究者らがシミュレーション 資産14倍の例も
-
2
PHP脆弱性“PoCフライング公開”の経緯、支援財団が公表 混乱広げた企業を名指しで批判
-
3
人に注射を打てる「サイボーグゴキブリ」の群れが、がれき下の被災者を救助? 実験成功率72%
-
4
PHP脆弱性でいち早くサービス停止したコドモン 背景に「被害が出てからでは取り消せない」
-
5
カプコン、1177万件漏えい 不正アクセスで
-
6
高市総理、サイバーセキュリティの本を出していた しかも“PHP”から
-
7
旅行ゲーム「ワールドクエスト」、PHP脆弱性で即日サービス終了 「古い仕組みのため対策とれず」
-
8
コミックシーモア、流出は最大約420万件に メールアドレスや生年月日など 不正アクセスの経路特定・遮断は完了
-
9
高市総理「大至急、PHPパッチ適用を」Xで異例の要請 エンジニアは評価「経営層に伝わる」
-
10
「GitLab」に深刻度“最大”の脆弱性 認証なしで任意のコード実行の恐れ、修正版適用を CVSS「10.0」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR