米Intelは6月1日(現地時間)、台北で開催の「Computex Taipei 2026」で、データセンター、エッジ、通信インフラ向けの新CPUライン「Xeon 6+」を発表した。この新プロセッサの投入と合わせて、800シリーズEthernetポートフォリオの拡充、次世代データセンターGPU「Crescent Island」の追加情報開示など、一連のデータセンター向け製品強化を明らかにした。
Xeon 6+は、Intelの最先端プロセスノード「Intel 18A」を初めてデータセンターCPUに採用したもので、最大288基のEfficient-core(Eコア)を搭載する。前世代比で最大2.5倍の性能向上を実現するとしており、競合製品と比較して、スレッド当たりおよびワット当たりの性能が最大45%優れるという。メモリは12チャンネルDDR5、I/OはPCIe Gen 5を96レーン、CXLをサポートし、高密度なAIワークロードのオーケストレーションやデータ転送の需要に対応する。
同社によると、第2世代Intel Xeonと比較して最大9対1のサーバ集約が可能で、ラックスペースと総所有コストの削減につながるとしている。すでにASUS、Dell Technologies、Ericsson、GIGABYTE、HPE、Lenovo、Supermicroなど複数のメーカーがXeon 6+を採用したサーバや通信機器の開発を進めている。
ネットワーク製品では、最大200GbEのスループットに対応する新イーサネットコントローラ「Intel Ethernet E835」を発表した。NVIDIAの「ConnectX-6 DX」と比較して最大1.9倍のワット当たり性能を実現するとし、RDMA(RoCEv2/iWARP)によるCPU負荷の軽減や、10年以上の製品ライフサイクルの保証も特徴として挙げている。
また、中小企業向けエントリーサーバ向けとして、Xeon 6300シリーズに12コア構成の新モデルを追加した。既存のエントリーサーバプラットフォームにそのまま搭載でき、プラットフォーム変更なしにコア数を増やせるのがメリットだ。
次世代データセンターGPUの「Crescent Island」については、LPDDR5xメモリを採用し最大480GBのメモリ容量を実現するとしており、350Wの空冷PCIe設計でエージェンティックAIワークロードへの対応を図る。FP4/MXFP4からFP64まで幅広いデータ型をサポートする。
IntelはXeon 6+を、AIインフラにおけるCPUの「コントロールプレーン」と位置付け、AIエージェントの実用化が進む中でCPUとネットワークを密に連携させた基盤整備を進める方針を示した。
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