eスポーツ選手は睡眠の質に問題があったり、寝起きのリズムが乱れたりしがち──筑波大学は6月5日、こんな研究結果を発表した。日本のプロeスポーツ選手とアマチュア選手計90人を対象に睡眠の状況を調査したところ、43.3%に睡眠の質の不良が認められた。
調査はプロが1チーム、アマチュアが1チーム(プロ選手35人、アマチュア選手55人、平均年齢22.4歳)対象に実施。睡眠の質についてプロとアマチュアに有意差はなかったが、寝起きする時間はプロの方がアマチュアより有意に遅かった。一方、睡眠時間はアマチュア選手のほうがプロより有意に短かった。
eスポーツの成果と睡眠の質の関連も調べたところ、午前3時から午前5時59分、もしくは午前6時から午前8時59分の時間帯にプレイする選手は、睡眠の質が良くない割合が高かった。これらの時間帯は本来の睡眠時間帯と重なっているため、早朝までのプレイが睡眠の質に悪影響を及ぼしている可能性が考えられるとしている。
「本研究により、eスポーツ選手において主観的睡眠の不良が比較的高い割合で認められること、また、プロとアマチュアで睡眠パターンの特徴が異なることが明らかになった」(筑波大)。同大は今後、睡眠環境や光の曝露度合い、生活習慣などの評価も進めていき、eスポーツ選手のパフォーマンス向上と健康維持を両立させる手法を検討するという。
研究は人文・社会科学系の学術雑誌「Sage Open」に6月3日付で掲載された。
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