スマートフォンの充電切れに備えて、若者を中心に必需品化したモバイルバッテリー。所有者の約3割が膨張や発熱といったトラブルに見舞われた経験があり、このうち約4割は異常や危険を感じつつも使用を続けていたことが、損害保険ジャパン子会社の意識調査で分かった。
調査は3月、全国の20〜59歳にインターネットで行い、1000人から回答を得た。それによると58.8%がモバイルバッテリーを所有しており、このうち約3割が「異常に熱くなった」「膨張した」「異音がした」「焦げたようなにおいがした」といったトラブルに見舞われていた。重大事故につながりかねない「発火」や「発煙」もそれぞれ約3%が経験していた。
さらに、トラブル経験者の39.3%は異常や危険を感じつつも使用を続けており、発火事故への認識の甘さが露呈した。
また不要になったモバイルバッテリーを処分したことがある人のうち、18.3%が禁止されている「通常の家庭ごみとして処分した」と回答した。「処分したいが方法が分からない」(18.7%)、「方法は知っているが自宅に保管したまま」(20.5%)という人も多く、不要品の廃棄に苦労している実態が浮き彫りになった。
環境省は、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を含む製品は決して家庭ごみに混ぜず、各自治体の処分ルールを確認して従うよう強く求めている。(田中万紀)
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