ITmedia NEWS > 製品動向 >

AIの進化は、スマートスピーカーへの“失望感”を挽回できるか? Gemini対応の新型を試す小寺信良のIT大作戦(5/6 ページ)

» 2026年06月29日 11時32分 公開
[小寺信良ITmedia]

より柔軟になった音楽再生

 次に音楽再生機能を試してみた。これもスマートスピーカーでは人気の機能ではあるが、筆者はあまり使わなくなった。それというのも、筆者が聞きたい曲がレアすぎて、これまでの音声アシスタントでは探せなかったのだ。

 そのあたりもかなり柔軟に対応できるようになっている。例えば日本のフュージョングループ「T-SQUARE」は1989年以前は「THE SQUARE」という名前で多数のアルバムを発表している。よって「THE SQUARE」時代の曲を聴こうとすると、音声コマンドではややこしいことになっていた。

 だがGemini for Homeでは、SQUAREというバンドには「T-SQUARE」と「THE SQUARE」の2つ名前があることを認識しており、どちらを再生するか聞いてくる。うろ覚えのアルバム名「何か虹の名前がついたアルバム」と指定したら、無事「うち水にRainbow」を再生してくれた。これはかなり使えそうだ。

 スピーカーとしては、サイズからすればよく低音が出るが、全体的にやや低域に寄りすぎている傾向がある。このあたりは低域・高域のトーンコントロールがあるので、調整可能だ。

トーンコントロールで音質が調整できる

 惜しいのは、モノラルスピーカーだということである。同じものを2個買えばステレオペアできるのだが、ステレオペアで聞くには2個を近くに置いておかなければならない。せっかくスマートスピーカーが2個あるのに、同じ場所に置いたら1カ所でしか使えない。

 単にステレオにしたいだけで1万6800円出して同じものをもう1個買うのももったいない。スマート機能なしで、ステレオペアリングできるだけの同サイズのスピーカーを廉価で出してくれないだろうか。

 Radikoと連携できるので、ラジオ再生も可能だ。ただしRadikoは標準では居住地域で受信可能なラジオ局しか再生できない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

あなたにおすすめの記事PR