米国のドナルド・トランプ大統領が立ち上げたTrump Media & Technology Group(以下、トランプ・メディア)は7月16日(現地時間)、同社が運営するSNS「Truth Social」の投稿に高速アクセスできる有料サービス「Truth API」を発表したと、米AP通信などが報じた。
ウォール街のトレーディング会社などの機関投資家向けで、影響力の大きいアカウントの投稿をミリ秒単位で取得し、株式や債券、金利の変動を先取りした取引に生かせるという。
報道によると、対象は「Truth Social上で上位のアカウント」。フォロワー数最多の1290万人を抱えるドナルド・トランプ米大統領自身も対象に入る可能性がある。トランプ大統領はこれまで、イランを巡る軍事行動や関税、移民取り締まりなど、金融市場を動かす発表を同SNS上で行ってきただけに、その投稿をいち早く読めることは投資判断の材料になり得る。
サービスは8月に始める予定で、既に契約した顧客もいるとしている。料金は明らかにしていない。
トランプ・メディアのケビン・マクガーン暫定CEOは新サービスを「独自資産を収益化する戦略」の一環と位置付け、「継続的で意味のある収益源になる」との見通しを示した。一方、トランプ大統領は上場企業である同社の筆頭株主であり、大統領職を利益に結び付ける動きだとして批判も出ている。
AP通信によると、トランプ・メディアの株価は、トランプ大統領の就任以来70%超下落しており、同社は暗号資産や金融サービスなどへの多角化で株価回復を図っている。今回の高速アクセス販売もその一環とみられる。
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