「フレッツ・ISDN」26年1月末にサービス終了へ ブロードバンド“じゃない”定額制ネット接続サービス
NTT東日本とNTT西日本は28日、「フレッツ・ISDN」のサービスを2026年1月31日を持って終了すると発表した。「フレッツ光」の提供エリアでは18年11月に新規申込受付を終了しているが、それ以外の地域でも24年3月31日をもって新規と移転の申込受付を終了する。
NTT東日本とNTT西日本は7月28日、「フレッツ・ISDN」のサービスを2026年1月31日を持って終了すると発表した。「フレッツ光」の提供エリアでは18年11月に新規申込受付を終了しているが、それ以外の地域でも24年3月31日をもって新規と移転の申込受付を終了する。
理由について両社は「ユーザーが年々減少しており、今後もこの傾向が継続する見込みであること。また、関連物品の製造終了による保守物品の枯渇が見込まれるため」と説明している。
なお今回の発表に総合デジタル通信サービスの「INSネット」(INSネット64/INSネット64・ライト/INSネット1500)は含まれない。INSネットの「ディジタル通信モード」は24年1月から地域ごとに段階的にサービスを終了し、終了後は「切替後のINSネット上のデータ通信(補完策)」を27年頃までをめどに提供を続けるとしている。
フレッツ・ISDNは、NTT東西が2000年7月に本格提供を始めた電話線による定額制のインターネット接続サービス。通信速度は最大64kbpsと遅かったが、定額制のため時間を気にする必要がなく、また電話とインターネットが同時に使えるなどの特徴もあって人気となった。
開始1年ほどで100万回線を超えたフレッツ・ISDNだったが、当時も都市部ではより高速なCATVインターネットやADSLの導入が始まっていた他、NTT東西自身も「フレッツADSL」の提供に踏み切ったこともあり急速に勢いを失った。
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