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Acer、プレスカンファレンスでWindows 8との連携を訴求COMPUTEX TAIPEI 2012(1/2 ページ)

Acerは、COMPUTEX TAIPIE 2012の開催前日となる6月4日に、新モデルを紹介する説明会を行った。すべてのモデルがWindows 8を想定してタッチパネルを搭載する。

Windows 8はPCを4つのポイントで向上する

 Acerのプレスカンファレンスでは、Windows 8との連携を強調している。Acerは、Windows 8について、PCの使い勝手を「Touch and Type」「Instant Power-on Experience」「User-Friendly From Factor Evolution」「Convenient Online Store Upgrades」といった4つの項目で向上すると説明する。

 Acerがプレスカンファレンスで公開した新モデルは、いずれもタッチパネルを搭載してWindows 8が導入する新しいユーザーインタフェースを利用できるようになる。Acerは、今回投入する製品を画面サイズと価格で利用シーンを分類し、それぞれの利用目的にあったデバイスとしてアピールした。

Acerがプレスカンファレンスで取り上げた「Acer Cloud」は、すべてのデバイスが、いつでもどこでもクラウドサービスにアクセスして、データが共有できることを目指す(写真=左)。その構想を可能にするのが、Windows 8とそれに対応するAcerのデバイス群だ(写真=中央)。Windows 8によってPCの操作環境は大きく向上するという(写真=右)

 10.1型クラスのディスプレイを搭載して、実売価格が600~800ドルを想定する「ICONIA W510」は、移動利用からオフィスのデスクワークをカバーする。屋外移動では、スレートタイプのタブレットデバイス本体を使う「Tablet Mode」だが、オフィスではキーボード搭載ポートリプリケータに接続してクラムシェルタイプのノートPCのように使う「Productivity Mode」で利用する。さらに、キーボード部分を裏側に折る(資料によるとディスプレイの開く角度は295度)とディスプレイ部分が前になった「Presentation Mode」になって、メディアプレイヤーのような利用も可能になる。

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ICONIA W510は、スレートタイプのタブレットデバイス(写真=左)、キーボード搭載ポートリプリケータに接続したクラムシェルスタイル(写真=中央)、そして、キーボードをグリッと裏返したメディアプレイヤースタイル(写真=右)と、利用目的に合わせて形を柔軟に変える
ICONIA W510に搭載するインタフェース(写真=左、中央)。アウトカメラは有効画素800画素となる(写真=右)
キーボードを裏返しにした姿は、Lenovoが2012 CESで公開した“YOGA”に近い(写真=左)。キーボード面を裏返しても、スタンドのおかげで接触しないようになっている(写真=右)

 11.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載する「ICONIA W700」は、解像度が1920×1080ドットのフルHDに対応するほか、20点同時タッチに対応するタッチパネルを搭載する。また、音質補正技術の「Dolby Home Theater」の導入、3基のUSB 3.0を搭載するなど、高機能なタブレットデバイスとなっている。付属するクレードルを利用すると、横置き、縦置きのどちらでも設置できるコンテンツビューアになるほか、水平に設置して複数のユーザーがタッチ操作で利用することも可能だ。

ICONIA W700では、付属するクレードルに注目したい(写真=左)。横置きと縦置きに対応したデザインで(写真=中央)、インタフェースとして3基のUSB 3.0のほかにThunderboltを備える(写真=右)
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