ネットワークでの共同作業にも対応した手書きツール「COREL Grafigo」ペンのボタンを押しながら動かすとジェスチャモードになる。一度描いた図形などを消去したいときには、ジェスチャモードで左右にペンを動かせば消去できる。ペンをなるべく平行に動かすのがコツのようだ。ジェスチャはほかに「元に戻す」「やり直し」「ズームイン」「ズームアウト」などが用意されている。 ペンのボタンを押しながら動かすとカーソルの形と筆跡の色が変わり、ジェスチャモードになる。消去のほか数種類の操作をジェスチャによって行える 便利な「シンボル」機能。テキストへの変換機能も用意デフォルトの状態で画面の右上に表示されているのが「シンボルパレット」だ。ここには30種類の図形が用意されており、追加したいシンボルをクリックするとドキュメントに貼り付けられる。ちょうどWordのオートシェイプのような感覚だ。ドラッグする量によって大きさを変更でき、ドラッグの向きによってシンボルの方向を変えられる。パレット右上の「▼」で表示されるプルダウンメニューで、自分で作成した図形をパレットに追加することも可能だ。 「シンボルパレット」は特定の図形を自由に配置できる機能。ドラッグの仕方で向きや大きさを調節できる。自分で作成した図形を登録することも可能だ 手書きの文字をテキストに変更する方法は2種類用意されている。ひとつは手書きで文字を書いたあとでテキストツールを選択し、書いた文字をドラッグによって囲む方法。もうひとつは投げ縄ツールで書いた文字を囲んだあとで、テキストツールのボタンをタップする方法だ。投げ縄ツールで選択した範囲はコピーすることはもちろん、ドラッグで場所を移動することもできる。 手書きの文字をテキストデータに変換する機能も当然装備。変換方法は2種類用意されるが、ともにテキストツールを使用する 作成したドキュメントは「.svg」という形式で保存される。SVGはスケーラブル ベクトル グラフィックの略で、ベクター形式なので拡大、縮小を行ってもきれいに表示される。SVG形式のファイルはプラグインを追加することでWebブラウザで表示することができる。同社ではプラグインも提供しており、これをインストールすることでGrafigoで作成したドキュメントをタブレットPC以外でも閲覧できる。 Grafigo標準の保存形式はSVG形式で、プラグインを追加することでWeb上で表示可能だ。画面はWebブラウザで表示させているところ SVG以外の形式で出力することも可能で、「エクスポート」を選択すればJPEG、PNG、GIF、TIFF、BMP、EMFの各形式で書き出すことができる。また、Windows Journalと同様に画像を下絵として読み込み、手書きのコメントなどを書き込むことも可能だ。Grafigoでは「アンダーレイ」と呼んでおり、前述の各形式の画像ファイルを読み込める。 エクスポートで多くのファイル形式で出力が可能。逆に画像ファイルを下絵として読み込むことも可能だ [吉澤亨史, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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