鳥取県で木質バイオマス発電、出力は5.7MW自然エネルギー

鳥取県第2の規模のバイオマス発電所が生まれる。合板メーカーが製造時に発生する木質チップなどを使った出力5.7MWの発電所を建設する。

» 2013年05月21日 13時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]
図1 境港市に建設する

 鳥取県で木質バイオマス発電が進みそうだ*1)。合板工場を運営する日新は、鳥取県境港市の工業団地内に出力5.7MWのバイオマス発電所を建設する(図1)。約26億円を投じ、2015年4月から発電を開始する予定だ。

*1) 鳥取県最大のバイオマス発電所(出力119MW)は王子製紙の米子工場に設置されている。今回のバイオマス発電所は鳥取県としては第2の規模となる見込み。

 同社は島根県と鳥取県を拠点とする合板製造業、日新グループに属し、年間で70万m3の原木を消費している。合板製造時に残るものなど、年間8万トンの木質チップを利用して発電する。

 発電所を事業化し、燃料供給を行うために、2013年5月、日新木質バイオマス発電推進協議会を設立した。

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