40万戸の賃貸入居者に電力販売、新会社設立電力供給サービス

大和ハウス工業のグループ企業である大和リビングマネジメントが2014年8月、電力小売事業を目的とする「大和リビングユーティリティーズ」を設立すると発表した。

» 2014年08月18日 09時30分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 大和ハウス工業のグループ企業である大和リビングマネジメントは2014年8月、電力小売事業を目的とする「大和リビングユーティリティーズ」を設立すると発表した。グループ内で発電から、電力販売までをそろえる形だ。

 2016年の電力小売自由化に備えることが目的。大和リビングマネジメントが管理する賃貸住宅40万戸の入居者に管理サービスの一環として電力を販売する。自由化に伴う電力の販売だけではなく、その他のサービスとの組み合わせも予定する。例えば、大型マンションを対象とした一括受電サービスである。

 大和ハウス工業グループは発電事業にも参入している。例えば2016年4月に運転開始を予定する「DREAM Solar 和歌山加太」(和歌山市、出力20MW)では、大和リース(発電事業者)と大和ハウス工業(設計・調達・建設、EPC)、ダイワサービス(管理・運営、O&M)が共同で大規模太陽光発電所を立ち上げる(図1)。

図1 太陽光発電所の完成予想図 出典:大和ハウス工業

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