複雑化する電力料金プラン、比較サイトが次々に自由化後料金に対応:エネルギー管理(2/2 ページ)
カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com」も2016年1月14日から「電力小売りの全面自由化」に対応した電気料金プランの比較サービスを開始した。同社は2015年8月から電気料金シミュレーションサービスを提供してきたが、新たにサイトリニューアルと合わせて電力自由化に対応した電気料金プランの比較サービスを公開した。当初は16社90プランより掲載を開始し、掲載プランは随時拡充していくとしている。現状では、セット割などの情報には対応していないが、今後サービスを拡大していく見込みだ(図2)。
図2 新たな料金プランに対応してリニューアルした価格.comの電力比較サイトの検索ページ(左)とシミュレーション結果(右)の画面例(クリックでWebサイトへ)出典:カカクコム
太陽光発電関連製品や省エネ商材などのマッチングサイト「タイナビシリーズ」を運営するグッドフェローズは、電気料金比較サイト「タイナビスイッチ」の事前会員登録を開始(関連記事)。また国際航業は一般向けではなく、事業者が利用する方式の診断サービス「エネがえる」を立ち上げ比較サービスを行う(関連記事)。その他もさまざまな比較サイトが登場しており、今後は小売電気事業者だけでなく比較サイト間の競争も過熱してきそうだ。
- 電力比較サイトの本命か、「電気を選ぶ」を常識にする英国発サービスが始動
小売全面自由化に向け各社から電力料金プランの発表が始まっているが、同時にこうしたプランの比較サービスの展開も目立ってきた。そのうちの1社であるエネチェンジが戦略方針を発表。自由化で先行する英国で得たノウハウと技術を強みに、2016年4月から始まる電力の小売全面自由化に向けサービスを本格展開する。
- 自由化で複雑になる電力料金、最適プランの診断を代行する新サービス
4月から始まる電力の小売全面自由化に向け、これまでにないさまざまな電気料金プランが登場している。これに伴い複雑化する料金プランの比較/診断を行えるサービスも立ち上がっている。グッドフェローズは電力料金比較サイト「タイナビスイッチ」を開設し、会員登録の受付を開始した。
- 最安の電気料金プランを選ぶ、太陽光発電と蓄電池も加えて比較診断
各家庭の電力使用量をもとに最適な料金プランを提案する比較サービスが続々と登場してきた。全国規模の地図情報サービスを展開する国際航業は地域別の電力需要や天候情報をもとに、太陽光発電と蓄電池の充放電を組み合わせて最も得する料金プランを比較するサービスに乗り出す。
- 最適な新電力を探せるマッチングサイト、好みの発電方法も選べる
2016年4月から始まる電力小売全面自由化。一般家庭でも契約先の電力会社を自由に選択することが可能になるが、数ある新電力の中からどう選ぶ際にはどうしたらいいのだろうか。こうした悩みをサポートする新電力比較サービス「みんなの電力」が登場した。
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