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» 2016年02月09日 07時00分 公開

電気料金の新プラン検証シリーズ(18):お得な電気がスーパーで買える、日本初の生活密着プランで攻める「スマ電」 (2/2)

[陰山遼将,スマートジャパン]
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店舗ごとに独自のサービスを提供

 中部電力エリアでスマ電を販売が決まっているスーパーマーケットは、三重県内を中心に店舗を展開する一号館(三重県四日市市)だ。中部電力の従来電灯Bより基本料金を8%安くし、50/60A契約の場合は基本料金と電力量料金の合計金額からさらに2%の割引を行うという料金プランを提供する(図4)。

図4 一号館を通して契約した場合の「スマ電」の料金メニュー 出典:アイ・グリッド・ソリューションズ

 さらに一号館ではこうした毎月の電気料金に応じて、同社が提供する「一号館ポイントサービス」のポイントを付与する。このポイント率は通常の5倍に設定しており、日常的に一号館を利用するユーザーであれば、電気料金の支払いで得たポイントを日用品や食材の購入などに充てることができる。

 東京電力エリア内における提携先の1社であるベルクス(東京都足立区)では、標準料金プランとは別にオリジナルの料金プラン「スマ電ベルクスプラン」を設定している。これは基本料金や電力量料金の単価そのものは従来電灯Bと同じだが、その合計が一定額を超えた場合に段階制の割引を適用するというプランだ(図5)。東京電力の従来電灯Bと比較して、最大約7%電気料金が安くなるという。

図5 「スマ電ベルクスプラン」の概要 出典:アイ・グリッド・ソリューションズ

 このようにスマ電を提供するスーパーマーケットごとに、料金プランやサービスの内容が異なる。各社は自社が提供しているポイント制度やキャンペーンなどと組み合わせて、独自のサービスを提供していくことができる。スーパーマーケット側の視点から見れば、スマ電の代理販売と併せて、割引特典やポイント付与など、自社店舗に来店する顧客の確保や保持につながる施策を展開できるというメリットがある。現在提携が決まっているのは3エリア合計で5社だが、今後さらに拡大していく予定だ。

 スマ電を提供するアイ・グリッド・ソリューションズは、全国5500カ所以上の施設で、節電などに貢献するエネルギーマネジメント事業を展開してきた。特にスーパーマーケットを中心に多くの実績を持っており、今回のスマ電はこれを活用していくかたちだ。既に自由化されている高圧向け市場においても全国1500施設以上への電力供給実績があり、太陽光発電などの再生可能エネルギー事業も手掛けている。

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