POWER YIILE 3は有線LANを通じてインターネットに接続できる。これによりスマートフォンやタブレット端末上の専用画面から充放電量や電気消費量の把握や、「バックアップ」「ピークシフト」「エネマネ」「PVモード」などの運転モードの変更などが行える。
POWER YIILE 3の具体的な使用方法としてまず挙げられるのが、災害時などの非常用電源しての活用だろう。満充電のPOWER YIILE 3が1台あれば、テレビ(100W)、ノートPC(60W)、携帯電話4台(60W)を同時に8時間連続稼働させられる。もちろんこうした使い方の他、複合機やエアコンなどの電源としても利用できる。なお、充電時間はAC100V入力時で2時間が目安となる(図3)。
この他にも例えば住宅などで安価な夜間電力をためて日中に使用するなど、ピークカット/シフトを行い電力使用量を平準化することにも活用できる。
エリーパワーでは同製品の使用期限を、使用開始日から約10年としている。その後も使用する場合は有償の点検を推奨している。なお同社の行った試験によれば、10年間繰り返し充放電を行っても(約1万2000回)、電池容量は80.1%以上を保持できるとしている。
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