初期投資0円で太陽光を設置できる、ソーラーフロンティアが新事業太陽光

ソーラーフロンティアは、事業者が初期投資なしに自家消費型太陽光発電システムの設置、電力供給を受けられる事業を開始した。

» 2018年03月08日 07時00分 公開
[長町基スマートジャパン]

 ソーラーフロンティアは、横浜市で事業者が初期投資なしに自家消費型太陽光発電システムの設置、電力供給を受けられる事業を開始したと発表した。本取り組みは、横浜市および同社も参画する横浜市地球温暖化対策推進協議会が目指す再生可能エネルギーへの移行を推進するためのもの。

 本事業は、同社が太陽光発電システムを設置し、自らメンテナンスと故障対応を実施するほか、17年間の契約期間が終了した時点でシステムを事業者に無償で譲渡する予定。その間、事業者は同システムによって発電された電気を自家消費分のみ同社から購入し、余剰電力は同社が固定買取価格制度(FIT)で売電する。

 本事業の第一号となる案件は、横浜市に所在する印刷会社である大川印刷へのシステム設置(約90キロワット)。大川印刷は、本システムからの電力供給に加え再生可能エネルギー由来電力の外部調達を併用することで、2018年中に事業運営に必要な電力の100%を再生可能エネルギー由来の電源から調達する見込みという。

 同社は、同システムの設置・点検・メンテナンスに地元業者を登用し、資金調達に地元金融機関から融資を受けることも検討を進めているという。同事業の検証を行った上で、今後は横浜市内だけでなく国内の他地域への展開も検討するとした。

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