自動車メーカーのSUBARUが群馬県の工場に太陽光発電を導入。自家消費型としては国内最大級という5MWのメガソーラーで、工場にCO2排出量削減に活用する。
SUBARUは2018年11月、群馬製作所の「大泉工場」(群馬県大泉町)内の遊水池に、自家消費型としては国内最大級となる太陽光発電設備の導入を決め、同設備を設置・運営する日本ファシリティ・ソリューション(東京都品川区)と基本合意を締結したと発表した。
発電設備の出力は5MW(メガワット)、2019年度内の完成・稼働開始を予定しており、年間発電量5000MWh(メガワット時)を見込んでいる。発電した電力は全て工場で利用する計画で、これにより同工場のCO2年間総排出量の約2%に相当する約2370トンを削減できるとしている。
同社は、2017年に改訂した「SUBARU環境方針」に基づき、SUBARUグループが工場やオフィスなどから直接排出するCO2を、2030年度に2016年度比で30%の削減(総量ベース)する目標を掲げている。今回の太陽光発電設備の導入は、2018年4月の「とちぎふるさと電気」の導入に続く取り組みの一環と位置付けている(関連記事:「スバル、栃木県の工場に電力“地産地消”プランを導入」)。
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