オムロンが9.8kWhの家庭用蓄電池、壁掛け設置に対応し水害リスクを低減蓄電・発電機器

オムロン ソーシアルソリューションズが同社の家庭向け蓄電システム「KPBP-Aシリーズ」に水害対策として壁掛け設置を可能にした9.8kWhの蓄電池ユニットを追加。2021年1月末から販売を開始する。

» 2020年10月06日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 オムロン ソーシアルソリューションズは2020年9月、同社の家庭向け蓄電システム「KPBP-Aシリーズ」に水害対策として壁掛け設置を可能にした9.8kWhの蓄電池ユニット「KP-BU98B-S」を追加すると発表した。2021年1月末から販売を開始する。

 近年、自然災害が増加し、停電時の電力確保に有効な蓄電池の普及が進む一方、豪雨などの災害時に蓄電池が浸水してしまい、非常時に給電を行えないといったリスクが高まっている。

 そこでオムロンでは壁掛け設置に対応し、浸水リスクを低減できる9.8kWh蓄電池ユニットを新たに開発。これにより同社の「KPBP-Aシリーズ」は、2020年10月末に発売予定の16.4kWhの蓄電池ユニットに加え、ラインアップに9.8kWhのモデルも加わることになり、小規模世帯にも導入しやすくした。なお、同時に電力計測ユニット「KP-GWAP-MUBP」も販売する計画で、これにより蓄電池導入補助金を活用しやすくする。

 オムロン「KPBP-Aシリーズ」はオプション機器を組み合わせることによって、多様なシステムを実現できる蓄電システム。オプションを後付けとすることで、家庭などへの導入後のシステム拡張にも対応している。

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