Looopが家庭用蓄電池の新モデル、連結可能で設置後の増設にも対応蓄電・発電機器

Looopが蓄電容量を選べる家庭用蓄電システム「エネブロック」を発表。後からの増設にも対応し、細やかな容量設計を可能にすることで過剰容量による余計なコストを回避できるという。

» 2020年09月25日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 Looopは2020年9月23日、住宅に設置した太陽光発電システムの発電量と余剰電力量に合わせて蓄電容量を選べる蓄電池システム「エネブロック」を同年10月1日から販売すると発表した。価格の目安は蓄電容量9.6kWh(4台)で、税別238万円(DCコントローラー、外部インバーター含む)。

 エネブロックは最小蓄電容量が2.4kWh(キロワット時)で、複数台を組み合わせることで、一度設置した後でも最大6台、蓄電容量14.4kWhまで追加工事不要で連結することが可能。細やかに容量設計を可能にすることで、過剰容量による余計なコストを回避できるメリットがあるという。既存のパワーコンディショナを使用することも可能としている。

エネブロックの蓄電池とDCコントローラーの外観 出典:Looop

 蓄電池本体のサイズは横44?×縦9?×奥行き41?で、屋内の任意の場所に設置可能。浴室天井裏やクローゼット内など、従来では設置できなかったような場所にも導入しやすいサイズとした。これにより高温や低温による影響を受けにくくなり、塩害地域への設置にも対応。高い位置に設置すれば、水害時の水没リスクも回避できる。

エネブロックの構成イメージ 出典:Looop

 蓄電システムは、停電時に必要な家電や電灯に電力を供給する特定負荷タイプ(100V/最大出力2kW)と、200V仕様のエアコンやエコキュートを含む宅内全ての電気(200V含む/最大出力3kW)を丸ごとバックアップできる全負荷タイプから選択できる。

 なお、蓄電池の充放電などの情報は、自宅のWi-Fiに接続することでスマートフォンアプリからリアルタイムに確認できる。

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