“火災に強い”両面発電ソーラーカーポート、インリーが新発売太陽光

インリー・グリーンエナジージャパンが屋根一体型のソーラーカーポート「MOENZO(燃えんぞぅ)」の販売を開始した。国土交通省の定める「飛び火認定(DR)」を取得しており、防火地域への設置も可能なのが特徴だという。

» 2021年08月25日 12時00分 公開
[スマートジャパン]

 インリー・グリーンエナジージャパンは2021年8月1日から、屋根一体型のソーラーカーポート「MOENZO(燃えんぞぅ)」の販売を開始した。国土交通省の定める「飛び火認定(DR)」を取得しており、防火地域への設置も可能なのが特徴だという。

新製品のソーラーカーポート「MOENZO(燃えんぞぅ)」 出典:インリー・グリーンエナジージャパン

 MOENZOは自動車1台置きから設置が可能。自宅の駐車場から公共機関や民間企業の駐車場といった中規模〜大規模な施設まで、敷地面積に応じて連結・カスタマイズも可能だという。太陽光パネルは両面発電が可能なモデルを採用。太陽光パネルの搭載量は、車両2台置きの場合で18枚/6.12kW、10台置きの場合78枚/26.52kW。

2台置き用モデルの概要 出典:インリー・グリーンエナジージャパン

 国土交通省の「飛び火認定」を取得しており、防火地域、準防火地域、建築基準法22条指定区域にも設置が可能。飛び火認定とは、建材などに対し、火災時に発生する飛び火への耐火性能を認めるもので、これにより市街地や駅周辺など建物が密集した地域にも設置が可能になる。

 発電した電力は自家消費の他、余剰分の売電、さらには設備を追加することで電気自動車や蓄電池への充電にも活用できる。災害時における停電など電力供給が遮断されてしまった際の非常用電源としても利用可能だ。

 なお、標準の一般タイプでは耐積雪50cm、耐風圧40m/sだが、積雪タイプも用意しており、こちらは耐積雪99cm、耐風圧44m/sで耐久性を高めている。

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