日本初の“再エネ100%”の分譲マンション登場、東急らが武蔵小杉に自然エネルギー

東急と伊藤忠都市開発が、実質再生可能エネルギー100%の電力を利用する分譲タワーマンションを建設すると発表。分譲タワーマンションにおける実質再生可能エネルギー100%利用は、日本初だという。

» 2021年09月28日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 東急と伊藤忠都市開発は2021年9月27日、実質再生可能エネルギー100%の電力を利用した、免震構造の分譲タワーマンション「ドレッセタワー武蔵小杉」を建設すると発表した。分譲タワーマンションにおける実質再生可能エネルギー100%利用は、日本初だという。

「ドレッセタワー武蔵小杉」の完成イメージ 出典:東急

 ドレッセタワー武蔵小杉は、東急東横線・目黒線武蔵小杉駅から徒歩3分の立地で、全160戸、鉄筋コンクリート造、地上23階建の分譲タワーマンション。「ひとつ先を住まう」をコンセプトに掲げ、脱炭素社会への貢献、新しい働き方・暮らし方への対応、スマートホームや顔認証などデジタル技術の導入、防災対策などの観点から、次世代のライフスタイルに対応した住宅提供を目指すという。

 全住戸・共用部の電力は、小売電気事業者のネクストパワー社が非化石証書などを活用した、実質的に再生可能エネルギー由来100%の電力を高圧一括受電方式で供給。共用部の一部電力には太陽光発電による電力を使用する他、共用部には非常時に使用可能な蓄電池設備を導入する。さらに電気自動車に対応する機械式駐車パレットも複数台導入するという。

実質再エネ100%の電力の供給スキーム 出典:東急

 この他、エントランスやエレベーターには非接触で解錠可能な「顔認証システム」を導入する他、家電の遠隔操作が可能なスマートホームサービスを採用。完成は2024年5月、2022年1月にモデルルームのオープン、販売時期は2022年2月を予定している。

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